ダルビッシュ有選手は、1986年8月16日に父親はイラン人、母親は日本人の3人兄弟の長男として、大阪府大阪市に生まれました。
- 小学校：羽曳野市立羽曳が丘小学校
- 中学校：羽曳野市立峰塚中学校
- 高校：東北高校
- 北海道日本ハムファイターズ
- テキサス・レンジャーズ
- ロサンゼルス・ドジャース
- シカゴ・カブス
- サンディエゴ・パドレス
若い頃のダルビッシュ有選手が野球を始めたのは、小学2年生の頃です。
地元の野球チーム「羽曳野ブラックイーグルス」で野球を始め、小学校低学年まではアイスホッケーも並行してやっていましたが、その後は野球一本の道へ進みます。
これまで凄い成績を残してきたダルビッシュ有選手が幼少期～若い頃にどうやって過ごしてきたかをまとめたので紹介してきます。
スポンサーリンクダルビッシュ有の幼少期から高校時代の若い頃の伝説エピソード12選！
ダルビッシュ有選手は若き頃、幼少期、子供の頃からスポーツ万能で野球の練習もほとんどせずに才能を発揮してきました。
そんなダルビッシュ有選手のプライベートのことや野球のことも合わせた伝説エピソード12選を紹介していきます。
- 幼少期は3歳頃まで英語しか話せなかった
- ハーフの見た目を揶揄されてきた小学生時代
- 常識にとらわれなかった小学生時代
- 幼少期からの食生活はとにかくびっくりするほど小食だった！
- 中学生時代の最高球速は硬球で140km/hをマーク
- 天才として有名だった中学時代
- 中学生時代の身長の伸び方が半端ない！
- 高校時代は3年生時に150km/hをマーク
- 高校時代は技術的な練習は一切していない
- すでに完成されていた高校時代
- 子供の頃から弟想いな一面も！ダルビッシュの3人兄弟はみんな仲が良い
- 素行が悪かった？高校時代のたばこ問題の真相
①幼少期は3歳頃まで英語しか話せなかった
ダルビッシュ有選手の幼少期は、3歳頃まで父親の影響で日本語は理解できずに、英語で生活をしていたそうです。
ダルビッシュ有選手の父親はイラン出身のダルビッシュ・セファト・ファルサさんで、母親は日本人のダルビッシュ・郁代さんです。（以下で、ご両親についても紹介しています）
イラン人である父親のファルサさんが、ダルビッシュ有選手が幼少期の頃にまだ日本語が上手に話せなかったため、英語の生活だったことが理由です。
しかし、家族は、子供たちが学校に通うには日本語が必要だと考え、生活は日本語中心に変わっていきました。
ダルビッシュ有選手は、若い頃からずっと大阪で育っているので、実はバリバリの関西弁なのです！
生活文化も、イラン文化や母親の日本文化に触れるなど国際色が強い家庭で育ったため、育った環境はかなり多文化的であったと言えるので、視野が広く、考え方も柔軟です。
ダルビッシュ有選手は、高校時代にアメリカの高校に留学した経験もあって、米文化にも触れています！
野球選手としてもの才能はずば抜けていたのも、父親の影響が大きかったのではないでしょうか。
以下で、ダルビッシュ有選手の父親のファルサさんと母親の郁代さんについて紹介します。
スポンサーリンク父：ファルサさんは元サッカー選手
ダルビッシュ有選手の父親である、ダルビッシュ・セファット・ファルサさんは、アメリカに留学していた大学時代に、フロリダの代表メンバーに選抜されたことがある、優秀なサッカー選手でした。
ダルビッシュ有選手の産まれもった抜群の運動能力は、父親譲りですね。
ダルビッシュ有選手は、そんな父親の影響もあり幼少期はサッカーをしていたそうですが、途中で自分から「野球をやる」と言って始めたそうです。
父親のファルサさんも、野球は詳しくなかったため、一緒に成長していったそうです。
そんな、父ファルサさんの経歴が素晴らしいもので、
- 「イラン野球連盟」の顧問
- edal Management有限会社の社長として日本で会社経営
会社では、「ダルビッシュコート」「ダルビッシュギャラリー」を運営しているそうです。
野球の顧問をするまでに！ダルビッシュ有選手と二人三脚で野球を学んでいったのですね。
母：郁代さんは自宅の一部を開放して子ども食堂「Win-Win」を運営
ダルビッシュ有選手の母親である郁代さんは、現在、大阪府曳野市の自宅を一部開放して子ども食堂「Win-Win」を運営されています。
子供たちのに居場所、ご飯を提供したり、お話したりといった活動をされています。
ダルビッシュ有選手も、こういった母親の活動に刺激を受け、積極的に災害支援や地元である曳野市へ寄付するといった慈善活動に取り組んでおられます。
お父様もお母様も、とても素晴らしい経歴の持ち主だということが分かりますね！
②ハーフの見た目を揶揄されてきた小学生時代
ダルビッシュ有選手の小学生時代にハーフである見た目から受けてきたイジメについて紹介します。
ダルビッシュ有選手は、イラン人の父親と日本人の母親から生まれたため、堀が深い顔立ちから、「ハーフだ！」と物珍しく、イジメのように接しられてきたそうです。
当時、この辺の田舎の地域にハーフの子は珍しかった。有は小さい頃から背も他の子より頭ひとつ違ったので、目立つ存在で。恥ずかしいけど、何も言えない。あの子は極度の人見知りなんです。泣きたい気分を堪え、固まった表情で過ごすしかなかったようです。辛かっただろうなと思います。
と、母親の郁代さんが話します。
小学生時代では、休み時間に高学年の子たちが教室近くに来て「あいつや！あいつや！」と、ダルビッシュ有選手のハーフの容姿を馬鹿にするように言われてきたのです。
野球を通して少しずつ友達を増やたそうですが、意外にも、いまでも知らない人の前に出ていくのは苦手なんだそうです。
大人から見たら、ハーフって美男美女が多い気がするので、逆に羨ましいのですが、小学生の頃は人と違うだけでいじめに発展しますからね…。
若い頃のダルビッシュ有選手は、こういう辛い経験を乗り越えてメジャーで一流の投手になったんですね。
人間としてダルビッシュ有選手を見習う部分がたくさんあると感じます。
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③常識にとらわれなかった小学生時代
ダルビッシュ有選手は、小学生時代から常識にはとらわれないような子供だったようで、インタビューでは次のように話しています。
誰かから怒られる時とか、誰でもそうなんですけど、自分たちの常識で怒ってくるじゃないですか。なんの根拠もない常識、自分たちの価値観だけでワーッと言われるのが小学校の頃からすでに疑問に思っていて、フラストレーションになっていたのは覚えています。
間違いなく、ダルビッシュ有という人物の生まれ持った才能は、野球界でもトップクラスで、本当のスゴさは身体能力だけではなく、思考力だと考えられます。
ダルビッシュ有選手自身も、自分で考える力の重要性について、
自分で考える力は必要です。出されたものを消費するのに一生懸命すぎると、その中でいかに休むか、楽に生きるか…となる。僕は常に楽な状態だったから、成長するためのことを考えた。練習の選択肢は選手が自分で選択してやっていくべきだと思う。大谷翔平（エンゼルス）のことも含め、色んな形があってもいいとみんなが思わないと。指導者がこうあるべきと押し付けると、型にはまった大人になっていく。
ダルビッシュ有選手は、若い頃から大人から押し付けられて成長するのではなく、自分で考える力こそが真のやる気に繋がることを語りました。
大谷翔平選手も、ダルビッシュ有選手も、良い指導者のもとで野球をされてきたのですね！
ダルビッシュ有選手は、小学生時代から、考え方、才能、全てにおいて規格外で、型にはまらない異次元の存在だったことでしょう。
ダルビッシュ有選手は、小学生時代のポジションは5年生からキャッチャーだったようですね！4年生の時までは投げたりしていたそうですよ！
④幼少期からの食生活はびっくりするほど小食だった！
ダルビッシュ有選手は、2019年11月「幼少期の食生活を始めて話してみた」という題名で、youtubeで話していたエピソードがあります。
そのyoutubeでダルビッシュ有選手本人が語った、伝説の小食エピソードがこちら↓
朝起きて、お母さんが朝食出してくれるけど、なんせ俺が食わへんから。お母さんも出すもんがないわけ！飲むんだったらココアだけ。昼の給食もがっつり食べるわけではなく、夕方まで食わへん。
学校終わって、ちょっとお腹が空いてきて。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでたから。玉城かけご飯一杯とか食べて。ほんで、おじいちゃんがお菓子いつも持ってるから、お菓子くれたりとかするし、おじいちゃんがお小遣いもちょいちょいくれてて、それ持って近くの駄菓子屋行って。小学校の時は200円とかよくくれててんけど、その200円でお腹いっぱい。
晩御飯、食えるわけもなく、俺が絶対に食いまくってたのはヨーグルト。
中学校も小食やったけど、小学校も中学校もとにかくヨーグルトを食ってた。牛乳も好きやった。
中学校入ってから、午後の紅茶ミルクティーはもうがぶ飲み！(笑)
牛乳がぶ飲み、トマトジュースも好きやったし、ざるそばも好きやった。学校終わって練習行くやん17時～21時頃まで練習で、そこそこいい時間になるやん？
家に帰るまでの道のりの、最後の坂がキツくて最後いつも登れる気がせえへんねんけど、そしたら横にファミマがあるねん。
ほんで、そこでいつも買うのがまるごとソーセージとミルクティーを飲んで食べながらきつい坂を歩いて登って帰る。
家帰って、お母さんも食べへんって分かってるから。でもとにかく十勝ヨーグルトは食べた。サッポロ一番味噌ラーメンも練習行く前に新喜劇見ながら食べてた。これでよく身長伸びたな～と思う。
お母さんも工夫してくれてたけど、食わんかった。
ダルビッシュ有選手は、幼少期から高校時代にかけて、若い頃は本当に小食だったのですね。
小食というより、ご飯に興味がないようにも感じます。
好きなものは、ミルクティー、ヨーグルト、牛乳、まるごとソーセージ、ざるそば、トマトジュース、サッポロ味噌ラーメンだったそうで、食生活は相当偏っていたと考えられます。
それでも、身長が195㎝と平均よりもかなり伸びたのは、なぜなのか不思議ですね（笑）
ご両親も平均より身長がかなり高いわけでもないので、身長も、野球の神様からダルビッシュ有選手への贈り物かしれませんね。
スポンサーリンク⑤中学生時代の最高球速は硬球で140km/hをマーク
中学生に上がると、学校の部活ではなく、リトルリーグの「全羽曳野ボーイズ」に所属します。
「全羽曳野ボーイズ」では、エースとして活躍。
ダルビッシュ有選手の中学1年生～3年生の球速は、
- 中学1年生→120km/h
- 中学2年生→124km/h→秋～冬は怪我はが原因でピッチング出来ず、インナーマッスルを鍛えるトレーニングへ
- 中学2年生→144km/h
中学生で140キロ代は、なかなかいません。
あの大谷翔平選手でさえ、中学時代は130キロ代だったのに!?
一般の中学生は、早い人でも球速120キロも出ないことが多く、ダルビッシュ有選手が中学生時代、どれだけ凄い選手だったのかが分かります。
⑥天才として有名だった中学時代
ダルビッシュ有選手は、中学時代からずば抜けた天才として有名だったことについて紹介します。
先ほど紹介した、中学3年生の時点で球速144キロというのも異次元ですが、もっと驚くのが変化球です。
実は、ダルビッシュ有選手は中学生時代ですでに変化球を7～8個習得していたという話があります。
なんと、当時はまだそこまで認知されていなかった「ツーシーム」を中学時代に完璧に習得していたそうなんです。
また、中学時代から多彩な変化球を操っっていたことについて、
それに関しては中学生からできました。なにせ、投げるのが凄く好きだったから。中学に入って2年までは外野か一塁で、投手をやらせてもらえなかった。『おまえは肘が下がっていてシュート回転するから』という、訳の分からない理由です。投げたい思いがたまっていた。家にいても天井に向けて、いろんな変化球を投げた。曲げ方や、回転のかけ方を考えながら。
と、投げるのが好きだったこと、意外にも中学2年生まで投手をやらせてもらえなかったことを明かしました。
そして、ダルビッシュ有選手の中学時代の成績は、全国大会でベスト8、世界大会で3位と全羽曳野ボーイズを全国に轟かせています。
そんな活躍を見た、前橋育英、広陵、東海大菅生など、50校以上の高校からスカウトがあったといいます。もちろん大阪桐蔭も入っているでしょう。
しかも、どれも甲子園常連の強豪校です！
ダルビッシュ有選手は、悩んだ結果、寮生活で親元から離れられる・上下関係がゆるいことを決め手に、東北高校に入学します。
高校時代のダルビッシュ有選手の活躍は、後ほど紹介しています。
まさに、中学時代からズバ抜けた才能を持っていたダルビッシュ有選手は、自分が思い描いたことを思うままに実現できる器用さがあったからこそここまでこれたのです。
きっと、私たちには見えていないところで、努力もしていると思うので、才能と抜群のセンス＋ちょっとした努力といったところでしょうか。
スポンサーリンク⑦中学生時代の身長の伸び方が半端ない！
ダルビッシュ有選手の中学生時代の身長の伸び方について紹介します。
最初、中学1年生の4月の検診で171㎝あった身長が、中学生2年の冬くらいで186㎝になってたのです。
この時、15歳、16歳で186㎝ってこのまま190㎝になったら、自分は「バケモンやんけ」と思って絶望してショックだったといいます。
中学2年生の時に、周りからお前でかない？って言われて。その間しばらく身体測定してなかったから。その時185ってなって、え？？俺ヤバない？ってなって。俺まだ中2やし、俺もう190やん！ってショックで。怪物やんってその時はすごいネガティブになった！そこから順調に伸びていまは195.6くらい。
そして、中学校3年生の最後には191㎝に。
ダルビッシュ有選手の身長は、中学生でほとんど完成していたのですね！それにしても大きい中学生だったのですね。
⑧高校時代は3年生時に150km/hをマーク
ダルビッシュ有選手は、中学時代の成績から50校を超える野球の強豪校からスカウトを受け、その中から東北高校を選択しました。
ダルビッシュ有選手の高校時代の背番号は1番です。
高校3年の夏の甲子園準優勝の東北高vs横浜高が秋田市内で対戦。
この時、東北先発のダルビッシュ有投手が自己最速の150km/hを記録したのです。
身長190㎝越えのが振り下ろす150キロは、普通の一般の高校生では打てないでしょう。
そんなダルビッシュは1年生の頃から活躍しており、入団してすぐ、1年生からエースを任されます。
1年生の時、明治宮大会で全国デビューした際は、いきなり12奪三振を奪い、最速147km/hを記録します。
1年生とは思えない活躍で、その存在は周囲を震え上がらせるレベルに。
2年生の夏、腰痛や右すねの痛みを抱えながら決勝まで戦ったエピソードがありますが、投げないと言わなかった理由について、
言えるけど、自分的に投げたかったというのがありました。僕と若生正広監督の関係は凄く特殊だった。「嫌」という感情は僕は言えていた。凄く仲が良かったので。
と、監督と選手の特殊な関係を語っています。
ダルビッシュ選手は、高校時代から素晴らしい速球を持っており、 その存在を広く知らせ、抜群の才能を持ったダルビッシュは早くも才能を開花させていました。
ダルビッシュ有選手の東北高校時代は、1年生時で147km/h、3年生時には150km/hを記録したのですから、まさに怪物だったのです。
スポンサーリンク⑨高校時代は技術的な練習は一切していない
ダルビッシュ有選手の高校時代は、なんと技術的な練習は一切していないそうなのです。
練習をほとんどしてこなかったダルビッシュ有選手のエピソードについて、
高校時代の3年間、若生監督が僕に何かを強制することは一切なかった。他の選手には厳しかったけど、僕には全く違っていたから。中学では練習を強制されてというか、普通の中学生でした。高校に入って『自由にしていい』と言われていたので、練習も出ませんでした。何もやらないし、やらないのも選択肢の一つ。体も痛いし成長途中なのに、あんなにむちゃくちゃ走ったりしたら、絶対、絶対に今メジャーリーグにいない。僕は特殊な環境で育ったから、今こうやってできている。
と、監督との関係や、自由に練習をさせてもらっていたからこその今があると語る。
ピッチャーとしての練習については、
本当に何もしてないです。高校でポール間以上の距離を走ったことがない。キャッチボールも2週間しないとかもありました。甲子園を目指す強豪校ではいないんじゃないですか？そういう人(笑)
本当に何もしていなくてこの野球のセンスにびっくりです(笑)
一方で、ダルビッシュ有選手自身が一人で取り組んでいたことについて、
雑誌の『ターザン』を見て、簡単なトレーニングみたいなのを部屋でやったり、今考えたら本当にしょぼいトレーニングですけどね。このサプリメントをぶどうジュースと一緒に飲んだらいいらしいとか聞いて試したり。他の人と違うことはやっていましたね。
これなら誰でも出来そう！と思いますが、才能がもともとない人がやっても、ダルビッシュ有選手のようになれるわけではありません。
そんなダルビッシュ有選手が、メジャーで野球をしているからこそ感じたことがあるようで、
アメリカには凄い才能のある高校生がいっぱいいる。日本の高校生の中に入れば全く練習していない部類で、他のスポーツにも取り組んだりしている。ああいうのを見ると、日本は本来もっと凄くなる選手が伸びていない可能性もある。僕はメジャーに来られたけど、才能でいえば同世代で一番なのはたぶん僕じゃない。野球をしていなかったり、野球をしていてもきつい練習でつぶされたり、そういう人がいっぱいいたと思うから。
この天才ぶりは、ダルビッシュ有選手が高校時代だけの話ではなく、幼少期にの小学校2年生から野球を始めた当初からなので、正真正銘の本物の天才なのです。
良き指導者に出会うことも、ダルビッシュ有選手がいかに自分の道を行くかという選択の中で、成るべくして成っていることのように感じます。
⑩すでに完成されていた高校時代
東北高校で2年春から4季連続で甲子園出場。大会では投手として大活躍し注目を浴びる。3年の選抜では熊本工業を相手にノーヒットノーラン達成する偉業を成し遂げた。※2年夏は準優勝
甲子園通算成績→12試合に登板7勝2敗、防御率1.47
身長195cmから投げ下ろすストレートは最速150km/hを記録。さらに、キレのあるスライダーやシンカーなどの変化球を操るのが、ダルビッシュ有選手の当時のピッチングスタイルだった。
野球の総合力の高さでは同世代のピッチャーの中でもずば抜けていた。
「高校野球はこうであるべきだ」という勝手な縛りや風潮がある中、ダルビッシュ有選手だけは、高校野球の勝手な常識やルールを一切気しないスタイルを貫いていました。
プロに入ってから、高校時代は成長痛もあって、特に練習も何もしていなかったとよく語っています。
投手としては、中学時代に完成して基盤ができていました。
練習では、必要のないメニューはやらない選択をとれる強さを持ち合わせていたが、それを周囲の選手からは全く理解されなかったようです。
そのため、周囲とダルビッシュ有選手の間に摩擦が生まれ、距離を置かれることしばしばあったようです。
しかし、そんなことは気にせず（気にしていたかもしれませんが）自由に練習することで、いかに成長できるかにフォーカスをあて、考えて行動することだけに集中していました。
いろんな角度から考え、自分に合う練習を選択できる力があった。これは、16歳～18歳でできますか？自分ならできません(笑)
必要のない練習はしないといった選択は、普通の高校生には簡単にできることではありませんよね。
高校野球の世界なんて、地獄の練習全てとされていますからね。
それだけ周りが理解できないような才能を持っていたダルビッシュ有選手は、高校時代にあっという間にその才能を世に見せつけ、全国を席巻したのです。
スポンサーリンク⑪子供の頃から弟想いな一面も！ダルビッシュ3兄弟はみんな仲が良い
次に、ダルビッシュ有選手が弟想いな一面や、兄弟全員の仲の良さについて紹介します。
ダルビッシュ有選手の3人兄弟は、全員活躍の場が違います。
このことから、次男のダルビッシュ翔さんの逮捕歴を含め、仲が良いのか疑われる意見も多いですが、ダルビッシュ有選手自身が「三人兄弟、仲いいですよ！」と言い切っています。
長男のダルビッシュ有選手、次男のダルビッシュ翔さん、三男のダルビッシュ賢太さんの3人それぞれ仲の良さについてのエピソードを紹介します。
逮捕歴が11回もある次男のダルビッシュ翔
次男であるダルビッシュ有選手の弟、ダルビッシュ翔さんは、逮捕歴が11回もある経歴の持ち主で、相当悪だったことが分かります。
- 中学時代：強姦致傷
- 2007年：強盗致傷
- 2011年：大麻所持
- 2011年：女性に暴行
- 2013年：傷害容疑
- 2015年：野球賭博
細かい少年院時代の逮捕歴を含めると、大体11回ほど逮捕されているようです。
ダルビッシュ有選手との二人の仲ですが、定期的にLINEをしたり、年に数回会ったりといった仲だそうです。
そんな、逮捕歴が11回もあるダルビッシュ翔さんを変えたのは、ダルビッシュ有選手から「俺が野球やめたらいいんか？」の涙の訴えがあったからです。
野球の才能を開花させ、世界に羽ばたく選手となったダルビッシュ有選手ですが、反比例する大きな悩みだったのが、弟の翔さんのことでした。
オフには実家に帰り、弟の翔さんと向き合ったそうです。
スポーツ紙記者兄弟で寝る前によく話し込んでいたそうです。あるとき、ダルビッシュが涙ながらに「俺が野球やめたらいいんか？」と言ったことがありました。自分が引退したら更生してくれるのかという意味でしたが、弟の翔さんは「そんなこと言わんといてくれよ！」と泣きながら初めて謝ったそうです。
兄の有さんの思いをしっかり受け止めた翔さんは、いまは大阪・西成でボランティア活動を行うなどの更生ぶり。
この前、兄貴と久しぶりに長いLINEをやりとりしたんですけど、ちょっとジーンとしましたね。詳しくは言えませんが「どんなことになっても、俺が弟としてお前を見切ることはない。そこだけは勘違いするな」っていうことが書いてありました。
ダルビッシュ翔さんは現在、
- 建設会社を設立
- 飲食店を経営
- 探偵会社もしている
- youtubeチャンネル「ワルビッシュTV」をしている
- 再婚相手との間に子供が二人いる
といった更生ぶりで、ダルビッシュ翔さんは、25歳頃から仕事にやりがいを感じたことがきっかけに、悪行はきっぱりやめて真面目に働くようになったそうです
中学時代までは何も考えずに暴れてただけですけど、少し大人になってくると、名前を落とさないために、他の地域の奴らには負けられないとか、背伸びをしなければならない場面が増えていったんです。自分のうわさもどんどん広まっていくから喧嘩は引けないし、どれだけ悪いことをやったかを競うようになる。悪いことをすることがかっこいいという基準でしか考えられなくなっていった。あとは、暴力が金になることを覚えると、人を恐喝してお金を得ようと考えるようになる。今は『悪いことがかっこいい』なんて全然思っていないので、そこは変わりましたね。自分がやりたいことをやれて、言いたいことを言える場所ができてからは、その環境を大事にするようになりました。
現在はお子さんもいらっしゃるようですし、ダルビッシュ有さんの説得もあり心が入れ替わっている行動がみられるため、犯罪には二度と手を染めないと思いますね。
スポンサーリンク俳優をしていた末っ子のダルビッシュ賢太
次に、三男のダルビッシュ賢太さんとダルビッシュ有選手との仲ですが、現在は素直に兄の活躍を尊敬しているようですが、20代前半の頃は嫌気がさしていたようです。
ダルビッシュ賢太さんは芸名「KENTA」としてタレントや俳優として活動されていました。
そのため、賢太さん自身が兄貴について、
芸能界で活動していると、兄貴の名前があるので利用してると思われるのが嫌だし、めんどくさい。本間に嫌です。
と、以前「踊るさんま御殿」でお話しされていました。
確かに、ダルビッシュ有さんが野球選手として有名人すぎるので、弟としてはそういう感情を抱いてしまうのは仕方ないですし、みんなそうなってしまうと思います。
今では、素直に応援している様子が伺えますね。
また、こちらはダルビッシュ翔さんのインスタからの引用ですが、翔さんと賢太さんの写真が投稿されていました。
翔さんと賢太さんも仲が良いことが伝わってきます。
二人は、たまに一緒にランチにいくほど特別に仲が良いそうです！
一瞬、翔さんがダルビッシュ有選手に見えますが(笑)
激しい兄弟だ！とハッシュタグが付けられていますね！3兄弟とも仲がいいのが伝わってきますね！
しかし、明るい話ばかりではありません。
実は、賢太さんは2022年から精巣がんを患っています。
ダルビッシュ有選手は、抗がん剤治療を続ける賢太さんに、WBCの壮行試合で特別席を用意していました。
良くなってくれることを祈るばかりですが、ファンの方たちに元気を与えている賢太さんを見ていると自分んも頑張らないといけないなと思います。
また、ダルビッシュ賢太さんは、お母さんの郁代さんとも仲が良いです！
ダルビッシュ家は、兄弟、家族みんなが仲が良いということが分かりますね！
⑫素行が悪かった？高校時代のたばこ問題の真相
ダルビッシュ有選手が高校時代にたばこを吸って問題になったことは有名な話ですよね。
しかし、この問題は若気の至りからの行動以外の何物でもありません。
この件があり、たくさんの厳しい壁を乗り越え、たくさんの事を学んだダルビッシュ有選手は、誰もが名前を知るほどの一流選手になりました。
ダルビッシュ有選手が、高校時代のまだ在学中に起こした事件と、卒業しているが月までは高校生だったという事件の2つを紹介します。
- 学校の部室で吸った事件
- まだ高校在学中のプロのキャンプでスロット＆たばこ事件
この2つの事件の真相を、ダルビッシュ有選手本人がyoutubeで明かしていたのでご紹介します。
たばこ事件①の真相
東北高校の別館の横にあったプレハブのソフトボール部の部室で、もう一人の野球部と、その子が仲良かったソフトボール部の子と3人でたばこを一緒に吸おうぜ！となって吸っていた。
高校3年生の9月、高校野球の甲子園が終わった後、台湾に行く前の合宿中、数人で近くのコンビニにいた。
その時、いきなり、パシャパシャとフラッシュが来て、「ダルビッシュ有さんですか？」と、タバコ吸ってる写真を見せられ記者に囲まれたダルビッシュ有選手。
どうなんですか？
コメントすることはありません
といったやり取りがあったそうです。
それから、学校からも監督からも当然お叱りを受けたダルビッシュ有選手。
そして、その写真がどこから出たのかというと、写真を売った生徒がいたのです。
この事件以降、その子が学校に姿を現さずに怖くなって学校を辞めてしまったそうです。
その写真を誰が撮ったかっていうのは、その当時から誰かって分かってて。この写真を売ったところで、きっと数万円もしなかったと思います。
もちろん、この行動を起こしたダルビッシュ有選手が悪いのですが、裏でチクリ、それをお金に変えた生徒の存在がいたということに驚きです。
得する人が誰もいない事件ですね。
スポンサーリンクたばこ事件②の真相
高校卒業後まだ在学中（3月以前）に、プロ野球二軍の沖縄のキャンプ合宿があった。その合宿所のすぐ近くに、モナコっていうパチンコ屋さんがあって、色んな先輩もいる中で、ダルビッシュ有選手はたばことスロットをやってしまった。周りの先輩も3月末までスロットをやったらいけないと知らなかった。
ダルビッシュ有選手が起こした事件の前までは、相当緩かった。
ダルビッシュ有選手自身も、北斗の拳という台を打ってるときに、後ろから撮られていたという記憶はあるそうです。
先輩も何も言わなくて。そしたら、2月の中旬くらいに球団の人に「スロットしている姿とたばこやってる姿を撮られたから出る」と言われた。
当時、先輩から何も言われなかったことにも驚きますが、一番しんどかったことが、この事件が公になった後の先輩からの厳しい目だった。
しんどいなーと思ったのは、次の日、一軍のイベントに二軍のメンバーが出なあかんかった。新人がバスに乗るわけですが、補助席を探して歩いてると、一流選手や周りの目がほんまに厳しかった。
この日、ダルビッシュ有選手が一軍選手を観覧しているとき、ヒルマン監督から意外なことを言われる。
ミスは誰にでもある。これから二軍に行っても、一軍の戦力になれるように準備して置いてくれ。
その時は一切責められることはなく、ダルビッシュ有選手は自分の中でこみ上げるものがあったという。
こんな人おるんやてなったし。この人のためにも頑張らなあかんってなった。プロデビューした後に、タバコの件で、世の中の厳しさ、大人の優しさが理解できたし、自分にとって意味のある時間だった。反省はすごいしたと同時に感謝もすごくした。
この騒動があったからこそ、ダルビッシュ有選手が成長し、一流選手になったのかもしれません。
あひる若気の至りからくる行動は誰でもが通る道ですからね！ここから学んだことは野球人生においてもとても大きなものだったと思います！
ダルビッシュ有の若い頃のプロ野球生活と凄すぎる伝説エピソード6選！
ダルビッシュ有選手は、2005年に「日本ハムファイターズ」から単独1位指名、年俸1500万円、契約金1億円と、当時新人高卒選手としては異例すぎる好条件で入団しました。
入団直後は、不祥事やコンディションが悪かったりと目立った活躍はなかったですが、入団2年目の2006年には、チームが44年ぶりの2度目となる日本一に輝き、ダルビッシュ有選手は大いに貢献し、大活躍を見せました。
主なタイトルとしては、
- 2007年：沢村賞に選出
- 2007年：最多奪三振
- 2009年、2010年：最優秀防御率
- 2007年、2009年：ベストナイン
- 2007年、2008年：ゴールデングラブ賞
- 2007年、2009年：MVP
など、特に2007年～2009年にかけて様々なタイトルを総舐めにし、日本トップクラスの一流選手です。
2009年の第2回WBCでは、ダルビッシュ有選手が日本代表として選出され、松坂大輔選手・岩隈久志選手と共に三本柱として大活躍！決勝では勝利投手となってチームを世界一に導きました！2023年のWBCでは大谷翔平選手が主役でしたが、2009年のWBCの主役は間違いなくダルビッシュ有選手でしたね。
また、4年連続で開幕投手を任されたり、エースとして先頭に立って活躍し続け、2010年のプロ5年目24歳の時、球界最高年俸の5億円に到達。
オリックス時代のイチロー選手を抜いての年俸5億円到達は当時、球界を驚かせるニュースでした。
先発投手として5億円に到達したのも史上初の快挙であり、最速の到達で、まさにライオンのような絶対王者の選手です。
ダルビッシュ有選手のプロ入団してからまだ若い頃のエピソードや成績を紹介していきます。
スポンサーリンク① 日本時代は無双！日本ハムでは最高で最強だった
ダルビッシュ有選手は、2005年～2011年の7年間、無双！敵なし！といった最強ぶりで日ハム時代を活躍していました。
2004年、甲子園のスターとして、日本ハムファイターズに鳴り物入りで入団。
1年目、高卒新人として早くも6月に1軍に昇格し、初登板では8回まで完封といった圧巻の投球を見せつけた。
本気で野球まだやってないぜ～だるいぜ～ってくらいの余裕ぶりなオーラと、簡単に野球をやってるような雰囲気を見せている天才。
プロ2年目がターニングポイントになった日ハム時代の成績
★167試合 ★93勝 ★38敗 ★55完投投球回数 ★1268.1 ★奪三振1250 ★防御率1.99
成績を見ても分かるように、とにかく凄まじく一人だけ次元が全く違うといった驚異的な成績です。
ダルビッシュ有選手の日ハム時代の7年間で93勝も!?
- プロ2年目～6年連続二桁勝利
- 日本プロ野球史上初の5年連続防御率1点台
- シーズン15勝を4回、200奪三振4回
- 2011年に18勝、野茂英雄以来のシーズン250奪三振以上
ダルビッシュ有選手がまだ25歳と若い頃、100勝近くの勝利をあげていたことに衝撃ですね。
②プロ2年目から意識が変わりチームの中心選手に
ダルビッシュ有選手は、プロ2年目から少し投球スタイルが変わってきます。
高校時代までは決め球だったシンカーを封印し、その代わりにフォークボールやチェンジアップが増えていった！
プロ1年目の伸び悩んでいた時期、思うような成績を残すことができず、自分には何が足りないか自問自答したのです。
まだ20歳ながら、これまでの決め球をあっさりと諦め、肘に負担がかかることを承知で新しい球種を短期間でプロに通用するにまで仕上げていきます。
ダルビッシュ有選手は危機感を感じ、自分が40歳になり、神様に「20歳の若い頃に戻っていいよ」と言われて、2度目の20歳に設定して真剣に野球に取り組むことに心を入れ替えたのです。
練習への姿勢、コンディション、食事、サプリメントを徹底するように
管理栄養士さんも驚くほど、栄養管理も自分で勉強して取り入れた。食事の種類だけでなく、食事の回数やサプリメントの使い方にも非常に強いこだわりを持っているという。
対策の効果があって、トレーニング成果や持って生まれたしなやかさもあり、一気に投球内容とパフォーマンスが向上し、見違えるほど変わったのです。
- 完成度が増した力強いストレート
- 切れ味鋭い変化球
- 一刀両断のピッチング
- 5月の最後の登板から負けなしの10連勝
大きな壁にぶつかった時、もともとの天才が、本気で野球と向き合った時、覚醒を遂げたのです。
ここからの活躍は、2年目でチームを44年ぶりに日本一に導き、あっという間に若きスター選手へと駆け上がりました。
さらに、プロ3年目は初の開幕投手や、オフに行われた北京五輪の予選でもエースに指名されるなどさらなる圧巻の投球を見せつけます。
他を寄せ付けないほどの実力と投球内容は、誰も止めることができなるレベルにまでなっていた。
トレーニングによって筋力が増したことで、軽く投げてもキレのあるボールを投げれるようにまでになったのです。
スポンサーリンク③怪我をしながらも100km/hカーブで巨人斬りで勝利へ導く
ダルビッシュ有選手のアドリブが効いた試合が効いた2009年の日本シリーズは特に凄かった。
この年のダルビッシュ有選手は、オールスターで右肩を負傷してしまい、それがなかなか完治せず、8月には登録抹消となってしまう。
日本シリーズ：札幌ドーム→日本ハム4ー2巨人
この時、負傷していたのは右肩だけでなく、腰痛、右手人差し指の疲労骨折などもあり、とても投げられる状態ではなかったのです。
しかし、手負いのエースであるダルビッシュ有選手が日本シリーズに進出した以上はエースとして登板した。
この時、ダルビッシュ有選手は普段のピッチングフォームを封印し、左臀部痛を抱える腰に負担がかからないよう、投球時に足を踏み出す幅を縮めるフォームで巨人打線に挑んだ。
このアドリブ力で、普段は投げないような100km/h台のスローカーブを中心にピッチング構成し、重要なところではストレートで149km/hを記録し、最後は内角低めスライダーでた三振も7個を奪った。
理想と現実のはざまで戦いながら、プライドを捨てたダルビッシュ有選手の行動は、結果、身を削った好投で巨人を破り、1勝1敗のタイにした。
シリーズ前は登板も絶望的言われていましたが、執念でマウンドに上がり巨人の重量打線を6回7安打2失点に抑え、大きな1勝を掴み取ってチームを勝利に導きました。
一世一代の投球ができた。楽しかったけれど、その前に仕事があるんで。終わってみて、楽しかったかなという感じです。
この巨人打線に挑んだダルビッシュ有選手は、とても右人差し指が骨折しているとは思えないほどの投球だったそうです。
後にも先にも、こういったピッチングをしたのはこの時だけでしょう。
④キレのあるストレートは驚異的な破壊力
ダルビッシュ有選手の変化球だけでなくストレートもピカイチ。
2010年～2011年で146km/h→149km/hと平均球速が3kmもUP、メジャー移籍後には最速で159km/hを記録したんだ！
球速は、持って生まれた才能ではなく、プロに入ってからのトレーニングなどの努力、肉体改造によって球速をUPさせた可能性が大きい。
高校時代は80kg程だった体重も、現在では100kgを超えるまでに増加させた。
ウエイトトレーニングを取り入れる以前のダルビッシュ有選手と、以降のダルビッシュ有選手を比較すると、パッと見ただけで体が一回り大きくなっているのが分かります。
これがダルビッシュ有選手の球速、キレに絶大な変化を見せたのです。
スポンサーリンク2016年もさらに進化をし続けていたストレート
2015年シーズンの開幕前に右肘の靱帯を損傷したダルビッシュ有選手は、7月には靱帯の移植手術も受けた。
もう一度投げられるようになるには長いリハビリ期間が必要で、リハビリに専念するためにダルビッシュ有選手は2015年シーズンを棒に振ったのです。
リハビリ中も、しっかりとウエイトトレーニングを独自の視点で行っており、復帰に向けて管理していたんだって！
そして、2016年シーズンの半ばから復帰したダルビッシュ有選手のストレートは復帰初戦で158km/hと圧巻。
復帰後は、ストレートでの奪三振率がスライダーよりも高くなり、さらに変化は球質にも表れ、ストレートの回転数までUPした。
リハビリ期間、ウエイトトレーニングに力を入れた結果、損傷前よりもさらにパワーアップしたキレのあるストレートは驚異的な破壊力へと変化していった。
⑤自由自在の変化球バイブル
ダルビッシュ有選手といえば、多彩な変化球も持ち合わせ、それを使いこなすのが特徴の選手です。
日ハム時代は、毎年のように新しい球種を取り入れていたんだって！
一方、ダルビッシュ有選手の球速は平均149km/h、さらにメジャー移籍後には最速159km/hを記録。
この数字だけを見れば、速球派の投手のようにも思えるが…一体ダルビッシュ有選手はどのような投手と言えるのか。
その後も、次々と球種は増えていく。
- カットボール
- 縦のスライダー
- スプリット
- フィンガー
- ファストボール
- ワンシーム
- 高速チェンジアップ
- スローカーブ
などなど。
その全てのボールが決め球として使えるレベルにあるということが驚くべきこと。どれだけ器用な選手でも、普通はこれだけの球種を実戦投入している選手はそう多くない。腕の振りにどうしても癖が出たり、コントロールが甘くなることが理由です。
しかし、ダルビッシュ有選手はこの数の球種をしっかりとコントロールし、構成するのです。
1試合の中で使うのではなく、その日の1番ベストな球を中心にピッチングを構成。
今日の他の球の調子が悪くてもまた他の球を出せる。自由自在に変化球を操るのがダルビッシュ有選手のピッチングスタイルなのです。
だから、ちょっとコンディションが悪い日でも大崩れすることがなく、チームに貢献できる投手だったのです。
こういうハイレベルなアドリブ力や変化球の操りが、ダルビッシュ有選手の最大の武器であり、プロで一流選手になれた要因でもあるのです。
⑥2009年のWBC決勝「韓国斬りスライダー」に称賛
2009年のWBC決勝の韓国戦は、野球ファンなら忘れられないシーンだ。
延長10回にイチローの適時打で勝ち越しに成功、裏のマウンドには若き頃の22歳のダルビッシュ有選手が。
ダルビッシュ有選手の2死一塁、外角へ鋭く変化するスライダーで打者のバットに空を切らせた。優勝だ！
城島健司選手と抱き合うダルビッシュ有選手を中心に歓喜の輪が広がり、嬉しそうな表情を浮かべたイチロー選手が外野から駆け寄ってくる。
2006年の第1回大会に続いて連覇を達成した2009年の侍ジャパンの名シーンは、ダルビッシュ有選手の活躍も大きく野球ファンを興奮させた。
スポンサーリンクまとめ
以上、【画像52枚】ダルビッシュ有の若い頃の伝説エピソード12選！幼少期から高校時代も凄かった！子供の頃から弟思いな一面にも迫る！と題してお届けしました。
ダルビッシュ選手は、若い頃からずっと進化を続けています。
メジャー屈指のストレートを持つ速球派投手のようなピッチングで、速球派や変化球派といった型に当てはまらないスタイルの変化は、若い頃から積み上げてきたダルビッシュ有選手の凄さといえるのです。
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